近世朝鮮社会の4つの特徴に関する付加的考察

小川 隆章

胸のつかえおりるような痛快な論文であり、韓国人ども及び日本の自称朝鮮史研究者ども=朝鮮史美化運動家どもに読ませたい。朝鮮史美化運動家どもはどのように反論するのだろうか?

①19世紀末に朝鮮を訪れた全ての西欧人は、朝鮮人を個人レベル・集団レベルで強く非難し、その極度の後進性を指摘している。
②朝鮮史ほど、内から見た場合=朝鮮人目線から と 外から見た場合=外国人目線 の差が、烈しく、かつ、断崖絶壁とも言うべき状況にある一民族史は世界的にも類例を見ない。
③しかし、日本の場合には、日本に多数生息する連中=朝鮮史美化運動家どもの手によって、この真実が覆い隠されている。小川教授の言いたいのは、恐らくは、この一点に尽きるであろう。


要旨:
前稿において,17世紀に朝鮮に漂着して13年間抑留されたオランダ人・H・ハメルの記した 『朝鮮幽囚記』に見いだされる近世朝鮮社会の4つの特徴について,多くの文献を通覧して確認を 行った。本稿では前稿で確認した4つの特徴について,付加的な考察を行った。

1:刑罰・司法の特徴  
当時の朝鮮では同じ時期の日本と異なり,身分の上下にかかわらず,被疑 者への取り調べに拷問が多用され,証人に対しても拷問が行われていた。そのため,冤罪の犠牲者が 多く発生していた。

2:奴隷の人数の多さ  
朝鮮の支配者層である両班は労働を蔑視して官職以外の仕事(農業・商 業・工業等)の仕事に従事することをタブー視していた。そのため彼らの手足となって仕事をする奴 隷(奴婢)の労働に依存していたため,各官庁と両班が所有する大量の奴隷の使役が長期間継続され たものとみられる。

3:官吏の不正  
朝鮮が欧米諸国に開国して各国の外交官・宣教師・教師や記者が滞在記を書き残 した。たいていの記録に,朝鮮の役人が不正を行う,科挙の試験もコネと金銭できまる,住民の中に 生活の余裕ができたような者を見つけると金を貸すよう求められる,これを拒めば投獄され,毎日鞭 打たれ,本人または親族が要求額を出すまで釈放されない,出した金は返金されることはない,その ため平民は家族をギリギリ養えるだけの稼ぎだけをおこない,一見すると怠け者に見える,と記述し た。国民の貧しさと国家財政の貧弱さもこのような官吏の不正の蔓延から来ていたと思われる。

4:嘘が多い  
ハメルの手記の「朝鮮人は嘘をつき,人をだますことを恥ずかしいと思わず,手柄 のように思う」との記述は現代人によく知られている。独立運動家の安昌浩も民族改造論において嘘 をつくのをやめるよう同胞に呼びかけている。法廷における偽証・誣告が日本の何百倍も発生してい るとの統計を新聞が紹介している。歴史記述について検証もなく虚偽の記述を書いて教育しているこ とが反日感情の大本になっていることを一部の韓国人歴史家たちが指摘している。

2:奴隷制度   
『世界の奴隷制の歴史』の中でパターソン(2001) は朝鮮では「東洋で最も進んだ奴隷制度を持って居 た・・・前近代世界のどこよりも進んだ奴隷制度を持っ ていた」(p.275)と述べ,また「あらゆる民族,あら ゆる時代の中で奴隷への経済的依存のケースとして最 も際立っていたのは朝鮮であった。朝鮮では19世紀ま で一千年にわたって大規模な奴隷制が存続した。隷属 民の人口比率が奴隷への経済的依存がピークに達した 19世紀のアメリカ南部よりも高い時期が数世紀間あっ た」(p.7)と記している(注6,7)

1663年といえ ばまさにハメルらオランダ人たちが朝鮮に抑留されて いた時期だが,この年ソウル北部で人口の75%が奴 隷だったことを示す資料を紹介している(p.746)

明治27年(1894年)に朝鮮に滞在し多方面の朝鮮情 報を日本の新聞に伝えた本間九介は「我が国と一衣帯 水を隔てる隣国で,この時代に,奴隷制度が行われて いるといえば,誰もがこれは真実かとおもうだろう」 と驚きをもって書いて居る。

3:官吏の不正・腐敗  
大著『西洋人の見た朝鮮』の著者金学俊

4:嘘について


【文献リストから抜粋】

ダデシュカリアニ(1992)「朝鮮の現況1885年」

中村 均(1994)『巨文島にっぽん村・海に浮かぶ共 生の風景』中公新書

パターソン,O.(奥田暁子・訳)(2001)『世界の奴隷 制の歴史』明石書店

本間九介(C・W・A・スピルマン監修解説)(2016) 『朝鮮雑記・日本人が見た1984年の朝鮮』祥伝社

ルトワック,E.(奥山真司・訳構成)(2019a)「韓国 よ,歴史の真実を学べ」Hanada-12月号,