朝鮮王朝の禄俸制と国家財政
徳成外志子
*朝鮮王朝官僚の禄俸は、高麗時代に比べても非常に低かった。
朝鮮王朝官僚はどうやって生計を維持していたのか?という問題が生じる。ただし、対象としたのは中央官僚のみである
*



結論には承服しかねる。
①中央官僚の給与が極度に少ないのは雍正帝期を除く中国でも全く同様である。中国の場合、地方官僚は、事実上の上乗せ課税方式で多額の収入を得ていたことは間違いない。明朝後期に銀納が一般化してからすら、銀貨ではなくインゴットであったため、溶かしてまとめる際に減損が生じるという名目で上乗せ徴収されていた。中央官僚は、事実上、収賄が収入源であったと思われる
②明朝をモデルとした李氏朝鮮で①と同様の上乗せ課税は見られない。また、中央官僚の収賄についても中国ほど常態化はしていないはずである。
③李氏朝鮮の漢城の中央官僚は、必ず私奴婢を多数所有しており、そもそも国王から支給される禄俸など必要性が無かったというのが恐らくは正解である。その明確な証拠は、褒賞として支給される田〇結、奴婢〇口という極めて多数の記録にある。
徳成外志子
*朝鮮王朝官僚の禄俸は、高麗時代に比べても非常に低かった。
朝鮮王朝官僚はどうやって生計を維持していたのか?という問題が生じる。ただし、対象としたのは中央官僚のみである
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結論には承服しかねる。
①中央官僚の給与が極度に少ないのは雍正帝期を除く中国でも全く同様である。中国の場合、地方官僚は、事実上の上乗せ課税方式で多額の収入を得ていたことは間違いない。明朝後期に銀納が一般化してからすら、銀貨ではなくインゴットであったため、溶かしてまとめる際に減損が生じるという名目で上乗せ徴収されていた。中央官僚は、事実上、収賄が収入源であったと思われる
②明朝をモデルとした李氏朝鮮で①と同様の上乗せ課税は見られない。また、中央官僚の収賄についても中国ほど常態化はしていないはずである。
③李氏朝鮮の漢城の中央官僚は、必ず私奴婢を多数所有しており、そもそも国王から支給される禄俸など必要性が無かったというのが恐らくは正解である。その明確な証拠は、褒賞として支給される田〇結、奴婢〇口という極めて多数の記録にある。
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