マヤ文明 
密林に栄えた石器文化 
青山和夫 
岩波新書
2012年 

*青銅器・鉄器は全く使用されおらず石器のみ。
*家畜は全く存在しない。
*紋章文字と訳されているイラスト的な特殊な文字。確実に祭祀建造物専用であり、通常の文字とは言い難い。エジプトのヒエログリフとは異なる
*ゼロの概念を有しており20進法で数を記述
*極めて特異なケースであるが熱帯雨林にピラミッド遺跡がある

これらの特徴を有する恐らくは単なる部族社会であったであろうマヤ文明と過大評価されているトウモロコシ栽培に過度に依存した「トウモロコシ文明」は、変異速度が極度に早いというトウモロコシの遺伝的特殊性から、9世紀頃、中米のトウモロコシに生じた遺伝子変異により収穫量が半分程度にまで激減し、「トウモロコシ文明」正確には「トウモロコシ依存部族社会」は消滅したと思われる

ヒトの場合には、変異速度はトウモロコシに比べて圧倒的に遅い。13世紀に生じたであろう朝鮮人固有の遺伝子変異はその後の朝鮮半島独特の奴隷制により朝鮮半島で変異頻度が上昇し集団内で概ね固定(=変異頻度ほぼ100%)に至ったケースもあろう。しかし、非同義変異比率が他の集団よりも有意に高いという極めて特殊な集団=朝鮮人は、100%確実に集団として50世代を超えて集団としては存続はしえない、自然の摂理である。偶然にも韓国の出生率は世界最低、自殺率は世界最高、顔面整形比率は断トツで世界一である。ドーキンスの利己的な遺伝子という考え方は、昆虫だけではなく、ヒトにも当てはまるのかもしれない?朝鮮人だけが宿す遺伝子変異は、宿主に見切りをつけ、他の宿主を探し始めているのである、従って、ヒトの外観重視=韓国の異様を極めた整形熱が生じる。ターゲットは朝鮮人以外の正常なDNAを有するあらゆる民族集団である。K-POPの男性スターを見る際にまるでバケモノであると感じる根本原因であろう。


p15 
マヤ人の主食トウモロコシ 
トマト、カボチャ、トウガラシ、ジャガイモ、サツマイモ、 
世界の作物の6割はアメリカ大陸原産である

著者はご存知ではないであろうが、トウモロコシは遺伝子変異速度が断然早い、トランスポゾンはトウモロコシを研究していた女性が発見したのである。もしも、マヤ文明が「文明」の名に値するのであれば、単なる「トウモロコシ文明」に過ぎない。言い換えれば、トウモロコシ栽培による余剰食糧の発生によって生じた特殊な部族社会を密林に残るピラミッドのせいでマヤ文明と名付けているに過ぎない。各部族に王が存在しえたのも、トウモロコシがあったからこそである。
トウモロコシという変異速度が断然早い、しかも、栄養価が高く栽培しやすい食物が、現在のトウモロコシの祖先として自生していたという偶然と石灰岩質の土壌の上に薄い表土があるというグアテマラ付近の地理的特殊性が誤って高く評価されて「マヤ文明」とまで呼ばれるに至ったと思われる。


p19 
文明の誕生に必要なのは河ではなく安定した食料の供給である

p21 
マヤ文明は 
鉄器、荷車、 
大型の家畜を結果的に必要とはしなかった。

p128 
トウモロコシ農耕を生業の基盤にした定住生活が各地で定着したのは先古典期中期(紀元前1000年~紀元前400年)

日本で稲作開始されたのは、概ねBC1000年~BC800年頃でありほぼ同じ時期である。

p185 
古典期終末期の9世紀になると、マヤ低地南部で石造記念碑と大建築物の建立が途絶え、多くの都市が放棄された【この後、その原因について無意味な記述が続く】

著者の方は知る由もないであろうが、植物は、ヒトを含む哺乳類に比べて圧倒的に変異速度が速く、かつ、環境の変化に応じて変異が集団内に広まりやすく新種が生まれやすい。その中でも、私の知る限りトウモロコシは変異速度が速い!トランスポゾンが「勝手にDNA中をぴょんぴょん飛び回る」ためにもの凄い速度で変異種が生じる。マヤ文明と称されるトウモロコシ依存社会は、この時期にトウモロコシに生じた変異により、作付面積当たりの収穫量が半分程度にまで激減したことが原因と断定してよいと思われる。栽培を数百年重ねるにつれて、inbreeding load=近親交配負荷との重なりにより、収穫量の激減が生じたのであろう。

p209 
マヤ地域では「統一王朝」はなく、多様な諸王朝が共存した