物語ドイツの歴史
阿部謹也
中公新書
1998年

赤字にした部分が印象的であったが、中世ヨーロッパで、異教徒はユダヤ人しかいなかったはずであるが?著者の言うユダヤ人以外の異教徒とは?意味不明である

問題の核心は、何故、迫害を受けながらもユダヤ人がヨーロッパにとどまったのか?という点であるが、地域別に見れば、中世では、ポーランド・ロシアに集中している。むしろ、ポーランド・ロシアに集中したことで、異教徒にも寛容なイスラム教国に移動する必要がなかったと見るべきであろう


p33
ユダヤ人は中世社会における唯一の異教徒であり、余所者であった。ヨーロッパのいたるところで 、他の異教徒が、改宗させられたり、殺されたりしていたのに、ユダヤ人はなぜ改宗もせず、生き残ったのであろうか。キリスト教社会はユダヤ人を保護してきたとさえ言えるのである。
ユダヤ人を抹殺してしまえば、イエスの民であるユダヤ民族がイエスを神として認める機会を失してしまうことになる。この様な事情で教会はユダヤ人を教区教会の外に置き、キリスト教徒の信仰を守ろうとしたのである。 

p83
中世末においてなお穀物の収穫量は播種量 の約3倍に過ぎず、飢饉は日常的な現象であった。

p106
ケーラーによると1500年から1530年の間に約1万種のパンフレットが出版され各1000部刷られていたと推定されている。全体で1000万部が出版されたことはなる

 p157
18世紀
その頃のドイツは
全体で300に及ぶ小国が分立していた。