人類の起源
古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」
篠田謙一

今まで読んだ人類起源関連本の中で最も優れた書籍である。
①ヨーロッパの人々は、5000年頃を境にして、遺伝的には、かなり変化したことは間違いないであろう
②p217の記述は、私も完全に同感である。BC1000年頃、朝鮮半島には、現在の韓国人という精神異常民族とは異なる複数の人々が確実に存在していた。そのうちの一グループが、日本に渡来したと考えられる。日本語の起源は、雑穀農耕民にあるようだ。篠田氏も私が読んだ論文をよんでいるのだ

p65
ホモサピエンスの持つ言語能力に関係すると言われているFOXP2遺伝子を取り囲んでいるゲノム領域では、ネアンデルタール人類由来のものが全く見られないことが判明しており、そこから言語に関する遺伝子領域が、ネアンデルタール人類と私達の違いを、生み出している
可能性も指摘されています。 

p70
ネアンデルタール人とデニソワ人か持っていて、ホモサピエンスには無い変化を持つ遺伝子が61個発見されたのです。その中のひとつに、神経の発生を調整する遺伝子であるN OVA1があります 

p87
アフリカには、世界中に存在する言語の3分の一に当たる、およそ2000の言語が存在します。それは、アフリカ大陸に長期にわたって人々が暮らしていることの証拠でもあります 

p140

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p142
ヨーロッパの各地で、5000年前以前と以降では、住民の遺伝的な構成が大きく変わっていることが明らかになっています

p143

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現在に続くヨーロッパ人の地域差は、基本的にはこの青銅器時代における農耕民とヤムナカ文化人との混合の仕方の違いに起因すると考えられます

p162
縄文人は4万年前以降に東アジアに展開した異なる二つの系統が合流することで形成されたと言うことです


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p175
遺伝的は多様性は、東南アジアから東アジアに向けて減少していくことが判明しています

p211
稲作農耕は、長江中流域で始まり、そこから拡散していきました。一方、日本に入る青銅器の源流は北東アジアに、あるとされています。つまり、この二つの要素はそれぞれ異なる集団に起源をもつ可能性があるのです

p215
私たちが分析した釜山郊外の6000年程前の
人骨の持つゲノムは、現代の韓国人よりも多くの縄文的要素を持ち、ほぼ現代日本人と同じ位置にあることがわかります。

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 p217
稲作農耕民と雑穀農耕民が朝鮮半島に流入し、そこで在地の縄文系の遺伝子を持つ集団と混合することによって新たな地域集団が形成され、その中から生まれた渡来系弥生人が3000年前以降に日本列島に到達したというストーリーが見えてきます