波の科学おもしろサイエンスシリーズ音波・地震波・水面波・電磁波谷村 康行日刊工業新聞社2012年 著者の方は北海道教育大学を出られている、私がこれまで読んだ波動に関する一般向け概説書の中で断トツに優れた著作であり、教育大学出であることが大きく影響しているように ...
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2025年03月
アンデス文明ガイドブック
アンデス文明ガイドブック 松本雄一 新泉社 2025年著者の方は、アンデス地域の遺跡が文明の名に値する点について一切疑問を感じておられない。また、一般にもアンデス「文明」であると承認されている。確かに、何をもって文明と呼びうるのかの定義は存在しない。しかし、 ...
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司馬遷 現代語訳 史記
司馬遷 現代語訳 史記大木 康 訳・解説筑摩新書2011年執筆時点で東大東洋文化研究所教授であり研究に専念できる日本トップクラスの研究者による翻訳である。本棚には、「昔のタイプ」の中国史書籍が数多くあるが、読んでいると30年以上前にタイムスリップして中国古代史 ...
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境界性パーソナリティー障害の世界
境界性パーソナリティー障害の世界研究と治療の進歩から対人関係の謎を解明 ジェロルド・J・クライスマン、ハル・ストラウス 白川貴子 訳 翔泳社2023年臨床医であるアメリカ人医師の著作であり、豊富な実例紹介がなされている。紹介されたボーダーラインパーソナリティー ...
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中世は核家族だったか
中世は核家族だったか民衆の暮らしと生き方西谷正浩吉川弘文館2021年①寛喜の飢饉は1230年(寛喜2年)から1231年(寛喜3年)に発生した大飢饉であり鎌倉時代を通じて最大規模とされる。元史には下記を明記している。従って、朝鮮半島でも同様にモンゴル軍侵攻と飢饉の重なり ...
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⭕️ Ancient genomes reveal trans-Eurasian connections between the European Huns and the Xiongnu Empire
Ancient genomes reveal trans-Eurasian connections between the European Huns and the Xiongnu Empire Guido Alberto Gnecchi-Ruscone et al. February 24, 2025Nature配信記事でこの論文が出たことを知った。匈奴=xiongnu=フン族であるかどうかというヨーロッパで長く ...
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重要 中国人の生活と文化
中国人の生活と文化朱 恵良筒井茂徳訳ニ玄社1994年 蔡倫が紙の発明者ではなく、むしろ改良者であることを初めて知った。豊富に画像が掲載されている反面、中国の衣食住についての記載は中国国内発売本であるためか少ない p151春秋戦国時代(前771-前221)には楼車という戦車 ...
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重要 民族がわかれば中国がわかる
民族がわかれば中国がわかる帝国化する大国の実情安田峰俊中公新書ラクレ2025年アニメのような装丁とは異なり、正確な記述の多い著作である。本書で初めて知ったが、ウイグル人に対する一般の中国人の印象は必ずしも良くないようである。著者のような日本の中国通、中国にお ...
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❌ 北朝鮮拉致工作員
北朝鮮拉致工作員安 明進徳間書店1998年 北朝鮮のスパイ養成機関で6年間教育を受けた後に、38度線を越えて韓国に密入国し、その後に韓国に亡命したとしているまさに「人間のクズ」が書いたのかもしれない内容。ただし、単なるでっち上げに過ぎない可能性もある。*北朝鮮の ...
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極めて重要 科学の発見
科学の発見 スティーブン ワインバーク赤根 洋子 訳文藝春秋2016年 ワインバーク・サラムの電弱理論で有名な著者が科学史を講義していたとは知らなかった。何故、西欧でのみ、自然科学が生まれ、民主主義社会が形成されたのか?答えは、恐らくは、IQ分布の分散値にあるだろ ...
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