2025年02月

人体で働く細胞の全てニュートン別冊生殖から死まで、細胞の役割を徹底解説2024年理由を見出しがたいが、小学生レベルの漢字まで全てルビを付している。そのための非常に読みづらくなってしまっており、カラー画像のみ見て文章はほとんど読んではいない。一体全体、ニュート ... もっと読む

ヨーロッパ文明の正体 何が資本主義を駆動させたのか 下田 淳 筑摩選書 2013年 非常に大きいテーマに挑んだ著作であるが、私には著者の言う「ヨーロッパ文明の棲み分け」という見解は無意味に思える。著者の方は、マンフォードを読んだことがないのであろうか?それで ... もっと読む

残留日本人兵アジアに生きた一万人の戦後林 英一 中公新書2012年残留日本人兵に関する初の総合的著作である。驚いたのはp100に記載された残留動機の自己申告である。サンプル的に100名を調べているが、17名が自由意志としているものの、22名は強制性を伴っていたと自己申告 ... もっと読む

面白くて眠れなくなる進化論 長谷川英祐PHP2015年アリなどの昆虫生態研究者による著作で文章がうまい。イギリスの生態学の一般向け入門書ではドーキンスが、異様に高く評価されているが、いわゆる利己的な遺伝子について極めてうまく分かりやすく解説されており、科学ライタ ... もっと読む

The deleterious mutation load is insensitive to recent population history Yuval B Simons et al.Nature geneticcs 2014 Sep 1.この論文で言うところのボトルネックは、出アフリカ後に生じた今日のアフリカ人以外の全人類に生じたボトルネックである。特定の集団に生じた ... もっと読む

大航海時代の日本人奴隷アジア・新大陸・ヨーロッパ ルシオ・デ・ソウザ 岡 美穂子中央公論社2017年本書によれば、16~17世紀において、インドのゴア、フィリピン、メキシコなどに日本で売られた日本人奴隷が居住していたことが、一次資料から確実である。東京外国語大学 ... もっと読む

弥生時代列島の考古学武末 純一森岡 秀人 設楽 博己河出書房新社2011年 内容はともかく豊富なカラー図を見ていると楽しい。考古学とは所詮ロマンに過ぎない。奇妙なことに「弥生時代」というタイトルとは裏腹に、BC何世紀に弥生時代が開始したのかについて、本書では一 ... もっと読む

物語 韓国史金 両基 中公新書 1989年2010年第24版在日朝鮮人によるこの論評に値しない朝鮮史著作が24版も重ねていることに驚きを禁じ得ない。在日コリアンにとっての信仰とも言うべき「我々は優秀な民族」は、下記データで明確に否定されるが、明白な集団的な知能の低さ ... もっと読む

ヒンズー教ーーインドの聖と俗森本達夫中公新書2003年ヒンズー教に関する優れた著作であるが、私には、ヒンズー教はインドの最大の弊害、インドのガンともいうべき社会制度であるように思えた。イスラム教、キリスト教、仏教はいずれも、ヒトは等しい存在であることが前提で ... もっと読む

中国の秘密結社山田 賢講談社新書メチエ 1998年著者の方は、16世紀以降の爆発的な中国の人口増大による辺境や未開拓地への移住が中国の秘密結社創設の契機となっているとお考えのようであり、多分正しい推測である(明言していないが、間違いなと思われる)。中国明朝は164 ... もっと読む

The Genetic Origin of the Indo-Europeans Iosif Lazaridis et al. nature 2024 Apr 18デイビッド・ライヒがラスト著者であるネイチャー本体掲載論文である。NCBIは素早く反応し、この論文はNCBIウェブサイトで出てくる。(ネイチャー本体ではオープンアクセスになっていな ... もっと読む

善と悪の生物学 上巻何がヒトを動かしているのか ロバート・M・サポルスキー 太田直子 訳 NHK出版2023年 スタンフォードの教授による大書であり、内容的には非常に優れており、最新の内容が盛りだくさんである。多数の論文が参照文献リストにあるがメモ省略した。しか ... もっと読む

脳を支配する前頭葉人間らしさをもたらす脳の中枢エルコノン・ゴールドバーグ沼尻 由起子 訳 講談社ブルーバックス2007年タイトルに惹かれたものの、内容的には今一である。本来的には翻訳の価値はないと思われる神経心理学という脳の損傷と認知機能との関連を探る分野の ... もっと読む

The Genetics of Bipolar Disorder Jennifer H Barnett 、Jordan W Smoller  2013 Apr 27 12年前であるが、よくできたレビュー論文である。韓国人DNAに関して、①アメリカ食品医薬品局論文掲載の韓国人固有の遺伝子変異が生じている遺伝子リスト→論文検索・NCBI検索に加 ... もっと読む

もっと知りたい双極症 第二版 加藤忠史 翔泳社 2024年 アメリカのDSM-5の内容変更により、disorder障害という表現が使用されなくなり、全て deseaseに統一された。これに伴い、bipolarについても従来の双極性障害ではなく、双極症と訳すべきことになり、2024年の最新刊 ... もっと読む

進化の隣人 ヒトとチンパンジー松沢 哲郎 岩波新書2002年著者はチンパンジーを何人と表現し、群れとは呼ばずにコミュニティーと表現している。京大霊長類研究所で研究した結果として、チンパンジーはほぼ人間と変わらないという結論であるようだ。チンパンジーは乱婚制で ... もっと読む

生と死を握るミトコンドリアの謎健康と長寿を支配するミクロな器官米川博道技術評論社2012年今までミトコンドリアDNA分析論文をいくつも読んできたが、何故ミトコンドリアDNAが母系遺伝するのかを知らなかった。本書でようやくわかったが驚いたことに、ミトコンドリアDNA母系 ... もっと読む

アメリカ分断の淵をゆく悩める大国、めげないアメリカ人國枝すみれ毎日新聞出版2022年国の漢字が旧字体である。知っている範囲では、髙山、成瀨、國元 など、何が何でも苗字に旧字体を使いたがる人々は、国籍はどうあれ、全て例外なく、DNAは日本人ではなく朝鮮人であった。 ... もっと読む

日本史で読み解く日本人井沢 元彦PHP研究所2019年元TBS政治部記者で著作の多い者による。名前は知っていたが、著作を読むのは初めてである。一般向けの読みやすさを重視した記述であるもののメモするべき点はほぼなかった。p80独断専行の果てに殺された織田信長日本人には ... もっと読む

Genetics and genomics of psychiatric diseaseDaniel H Geschwind  and Jonathan Flint Science. : 2015 Dec 295000ドルもの高い論文掲載料をとるサイエンス・アドバンシズではなく、サイエンス本体掲載論文である。私の知る限り、両者掲載論文の差は極度に大きい。2015年 ... もっと読む

脳科学で解く心の病エリック・R・カンデル大岩ゆかり 訳築地書館2024年今までに読んだ精神疾患・パーソナリティー障害関連著作の中で断トツに優れた最新内容である。ほぼ全ての精神疾患に関する遺伝学的側面が信頼できる内容で記述されている。著者はノーベル賞受賞者である ... もっと読む

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