2024年12月

錯視図鑑~脳が騙される錯覚の世界~杉原 厚吉誠文堂新光社2012年工学系研究者による錯視をまとめたもので興味深い。しかし、私の知能では錯視のパターンを見つけることは出来なかった。著者によれば、ヒトは錯視を防ぐことは出来ないそうであるが、錯視のメカニズムについ ... もっと読む

エントロピーをめぐる冒険初心者のために統計熱力学鈴木 炎講談社ブルーバックス2014年著者の方は、エネルギーという表現が一般にも理解され頻繁に使われているにもかかわらず、エントロピーという言葉が何故理解されていないのかを嘆いているように思えた。どういうわけか ... もっと読む

キリスト教知の教科書竹下 節子講談社選書メチエ2002年 フランス在住で、大学などで特に教職には就かれていない著作の多い女性による出色の出来栄えのキリスト教解説書である。しかし、フランスで出版されている非キリスト教教徒向けのキリスト教の解説書が種本のようなきが ... もっと読む

アメリカの宗教右派飯山雅史中公新書 ラクレ2008年読売新聞記者であった者による著作ではあるもののよくできている。現在の西欧主要国Gでキリスト教の影響が大きのは、ドイツとアメリカであるが、アメリカで何故かくもプロテスタントの影響が大きいのかについてその原因に一 ... もっと読む

絵が語る知らなかった江戸の暮らし 武士の巻本田豊遊子館2008年フリーの被差別民研究者の方による面白い著作であり、庶民編も読んでいる。江戸時代に相当する中国清朝での支配階層は、満州族と中国人官吏(両者が必ず同一ポストに1名ずつ就任し、漢人官僚を監視する形式)、 ... もっと読む

中国の論理歴史から解き明かす岡本隆司中公新書2016年 著者の儒教への見方は完全に正しい。李氏朝鮮が典型例であり、その意味において、19世紀ですら彼らが言う同胞を奴隷=奴婢として売買・相続していた世界で唯一の民族集団である。19世紀において、同じ言語を話す同一民族 ... もっと読む

海の向こうから見た倭国高田 貫太講談社現代新書2017年Triangulation supports agricultural spread of the Transeurasian languagesMartine Robbeets et.al Nature: 10 November 2021この遺伝学・考古学・言語学3分野統合のネイチャー掲載論文から見て、4000年以上前の朝 ... もっと読む

Genome-wide analyses for personality traits identify six genomic loci and show correlations with psychiatric disordersMin-Tzu Lo et al.Nature genetics 2016 Dec 5①サンプル数の多さから見て、パーソナリティーを決定する重要な遺伝子が抽出されたとみて間違いない ... もっと読む

コーランを読む井筒 俊彦岩波書店1983年天才といわれた井筒俊彦が1,982年に岩波ホールで10回行ったセミナーのテープ起こしである。期待はずれで、天才?という感じであった。宗教には、ヒトは等しい存在とする宗教とそうではないとする宗教がある。イスラム教は、少なく ... もっと読む

日本女性史 第3巻 近世女性誌総合研究会 編東京大学出版会1989年 第5刷 旧家・お寺の古文書などを調べた日本史研究のお手本のような書籍であり、貴重な一次資料が含まれている。画像化してメモしておくとともに、人類学にも分類しておく。 p23 p29 離婚率はかなり高 ... もっと読む

本日、ある方から有料配信記事の内容について教えて頂いた。産経新聞が埼玉県川口市のいわゆるクルド人問題について、現地取材して単なる「出稼ぎ」に過ぎないことを明らかにしているが、真相は、次の2点である①埼玉県川口市に複数存在する朝鮮人ヤクザが運営する解体業者② ... もっと読む

在日を生きるとは尹 健次岩波書店1992年著者は岩波書店から何冊も著作を出していることから推測して、岩波書店には20世紀末時点で複数人の朝鮮総連系社員が在職していたと推定して間違いない。本書の内容は、複数の雑誌・専門誌に掲載された論文?をそのまま掲載するという ... もっと読む

女性たちの韓国近現代史開国から「キム・ジョン」まで崔 誠姫慶応大学出版会2024年 著者の最終学歴を見ると、またまた、一橋大学大学院である。一橋大学大学院は比喩的に言えば、「朝鮮総連の巣窟」である可能性が極めて高く、日本人拉致被害者を一刻も早く返せ!といいたく ... もっと読む

日本史の内幕戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで磯田 道史中公新書2018年磯田氏が読売新聞連載記事や雑誌に発表した内容をまとめた一書である。面白い内容ばかりで、かつ、研究者としての磯田氏の真摯な姿勢がよくわかる。しかし、中国史マニアの私の眼には、「やはり日 ... もっと読む

韓国のやきもの先史から近代、土器から青磁・白磁まで姜 敬淑 山田貞夫 訳淡交社平成22年私の推測が正しいのであれば、朝鮮人遺伝子プールは、13世紀におけるモンゴル軍侵攻と一時的な寒冷化の重なりによる人口の大幅な減少により、大幅な変化(劣化)が生じているはずで ... もっと読む

境界性パーソナリティー障害林直樹主婦の友社平成29年いつも思うことではあるが、韓国人は他の民族集団に比べ、圧倒的に境界性パーソナリティー障害を有する者が多いのでは?と思える。勿論、正確な診断データでそのことを示すことは出来ない。1週間前、韓国大統領は突然mili ... もっと読む

人類はなぜ<神>を生み出したのか?レザー・アスラン 白須英子 訳2020年 文芸春秋イラン生まれでホメイニのイスラム革命により子供時代にアメリカに移民した者による著作。10代の頃に、キリスト教信者となったと書いているものの、「イスラームに逆戻りした(p9)」と明 ... もっと読む

沖縄線の子供たち川満 彰吉川弘文館2021年沖縄で現代史研究者の大学ポストが少ないため、教授職には就かれてはいないものの、研究者としての実績は充分である。この書に記載された沖縄の子供たちが受けた苦難と苦痛は、想像をお絶するものがありる。胸が痛むという月並みな ... もっと読む

虚数はなぜ人を惑わせるのか竹内 薫朝日新書2019年サイエンスライターとして非常に有名な竹内氏の著作であり、多分これで同氏の著作は、この読書メモ開始以前を含めると5冊目ぐらいであろう。複素数 x+iyx+iy の演算は,行列 (x−yyx)(xy​−yx​) における演算と対応。 ... もっと読む

人類の祖先に会いに行く15人のヒトが伝える伝える進化の物語グイド・バルブイアーニ2024年河出書房新社イタリア遺伝学会元会長が著者。遺伝学の充分な知識を有する老練な者による著作であり、本の構成も非常も上手い。今まで読んだ遺伝学者による現生人類発生史の中でも、断 ... もっと読む

BC級戦犯裁判林 博史岩波新書2005年読んでいる途中で、誠に失礼ながら、まるで1970年代の左派系学生のアジ演説や現在も活動している中核派のが街頭宣伝活動のような印象を受けた。略歴を見てみると、やはり朝鮮総連の巣窟とも言うべき一橋大学大学院である。何故、一橋 ... もっと読む

毛沢東Mao Zedongジョナサン・スペンス小泉朝子 訳岩波書店2002年イギリス生まれのアメリカ人にこれほどの内容が書けることに驚いた。毛沢東は、軍事指導者として傑出していたのだ。中国史マニアの私の眼には、毛沢東は、中国史に無数にいる反乱指導者・反乱領袖の中で、最 ... もっと読む

脳研究の最前線 下 脳の疾患と数理理化学研究所 脳科学総合研究センター講談社ブルーバックス2007年17年前であるために、統合失調症のグルタミン酸仮説は既に消失していると思われる。(少なくとも私は知らない)一方、ドーパミン仮説は、仮説というよりも事実そのもので ... もっと読む

人類と気候の10万年史過去に何が起きたのか、これから何が起きるのか中川 毅講談社ブルーバックス2017年古気候学の第一線研究者による著作であるが、氷河時代にごく短期間で気温が一気に上昇したことがあることを知り驚いた。p47温暖化の速度は極めて速く、場所によってはグ ... もっと読む

自己愛性パーソナリティー障害のことがよくわかる本狩野 力八郎 監修講談社2007年①いつも思うことであるが、集団として韓国人の場合には、自己愛性パーソナリティー障害が、集団として非常によくあてはまる。「我々は優秀な民族」というのが韓国人の揺ぎなき自己像である ... もっと読む

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