105箇所のマイクロサテライトを調べると、日本人は、中国内陸部よりも中国沿岸部の人々に遺伝的に近いという結果は、弥生人に関する重大な点であろう

この図の章の執筆者は印東道子であり、初めてオーストラリア大陸に何故数万年前に人類が渡れたのかが分かった
IMG_1131

(以下の抜粋部分は、全て斎藤成也教授執筆分)
p140
デニソワ人とネアンデルタール人のゲノムDNAの違いは、現代人におけるアフリカ人とユーラシア人(ヨーロッパ人とアジア人を含む)との違い程度でした。また、彼らネアンデルタール系の人々と新人の間のゲノムDNAの違いは、アフリカ人とユーラシア人の違いよりも少し大きい程度でした。このことは、ネアンデルタール人と新人の系統が従来考えられていたよりも最近に分岐した可能性を示唆しています

p143
突然変異率が高いので個人間の個体差が大きい部分(専門的にはマイクロサテライトと呼びます)をヒトゲノム中で105カ所調べたもので、
東アジアを中心とする10の人類集団
日本列島人が中国の内陸部の集団よりも海岸部の集団に遺伝的に近いことは、海岸部の集団との混血率が高かったのか、あるいは日本列島に渡来した弥生人の一部は中国海岸部の人々であったことを示唆します

IMG_1133
(上の図は、斎藤教授の「ヒトゲノム研究の新しい地平」から)


p145
日本列島人の7000余名分のDNAがサンプルされ、14万387か所のSNPが比較分析されました

p146
図中で「韓国クラスター?」とされる中国クラスターと本土クラスターの中間に分布する十数名は、朝鮮半島出身者で日本国籍を取得した人かと思われます